皆様、御世話になります。
STUDY STUDIO代表の服部 智仁です。
教育事業を行っている関係上、子供達の教育に関して日々考える毎日です。
私は教育は成長過程で5段階で変化していくものだと考えており、それを軸に新しいサービスを考えています。
幼児・小学生の時期の教育は「経験」が大切だと考えます。
この時期は家でゲームしたりテレビを見たりするというのはご法度なのではないかと感じます。
また、学校の友達と近所で遊ぶ毎日という生活にも疑問を感じます。
将来の事を考えて勉強三昧というのも少々肩身が狭くなってしまいます。
この時期は誰かと一緒に何かにチャレンジして達成する事が大切ではないかと思います。
例えば、保護者同伴で友達とキャンプへ行き、大人の力に頼ることなく出来る事をアスレチック感覚でしてみる。
また、皆で物を作ってみる事も大切だと思います。劇、自転車、ログハウス、船などそれを使って生活出来るレベルのものなら作った後も楽しいですよね。
動物や植物を身近に感じるのもいいかもしれません。
そうすると、子供達は常に「何で?」という疑問を持っている時期なので、大人が丁寧に疑問に寄り添えば疑問は興味に変わります。
それが、やりたい事の種だと私は思いますし、種は色んな種類のものを持っていた方がいいと思います。
その種があって、初めて勉強が活きてくるのではないでしょうか。
子供は興味がある事に一生懸命になれます。大人はその興味に刺激を与えてあげる事がこの時期は重要です。
中学生の頃は「協調」もしくは「共生」が大切なのではないでしょうか。
この時期は少しずつ親離れが始まる事です。離れた後に向かう場所は「友達」です。
そうです、中学生の時期は友達が自分のサポーターとなり背中を押してくれる時期ではないでしょうか。
私はこの時期は部活動というものに精進する事が大切だと思います。
「仲間」と気持ちを同じにして1つの事に取り組む事は運動・文化部いずれも必要となり、それは大きな財産となります。
同時に、この時期はどうしても自分と他人を比べてしまう時期に入ります。
他人と比べてしまうと、得意な事は頑張れますが苦手な事に対しては目を背けてしまいます。
得意な事は友達を助けるように動き、苦手な事は助けを求めればいいと思います。
その様に動ける事が中学生にとって大切な事で、それは「自分を知る」という事に繋がります。
高校生の時期は「選択」が大切だと考えます。
就職か進学か、またどのような進路をとるのか。高校生はその選択に迫られます。
でも、昨今はあまりにも多くの選択肢が用意されている時代です。
高校生にとって自分に合っている分野を選択する事はとても難しい事ではないでしょうか。
ですので、大人はこう言います。「勉強しておけば選択肢が増える」と。
ですが、本当に大切なのはそこではありません。
小学生の時期と同じですが、子供達の「興味」が沸き上がる勉学を行う事が大切なのです。
それは就職・進学いずれを選択しても同じです。むしろ、就職を選んでしまった子の方は難しくなります。
「興味」は勉強では得られません。
小学生が「何で?」から興味に変わる様に、高校生にも「何で?」を大人が提示しなくてはいけない。
でも、高校生は子供と大人の間、沢山の気持ちを抱えて手一杯な時期です。
自分自身で「何で?」とは考える時間を持つ事はとても難しい。
だから、その気持ちを解ってくれる大人、「指導者」が必要なのです。
残念ながら、日本という国は学力社会です。
すでに頭の良い高校生は「何で?」という疑問は小学生の頃に解決しています。
遅れてしまった高校生に対して適切な教育をしてくれる学校はもしかするとないかもしれない。
それでも、STUDY STUDIOは高校生に興味を持ってもらい、「就職」以外の意味を与える進学を提供しています。
大学生の時期は「追求(究)」が大切だと考えます。
「面白いな」と思える事ととことん向き合う。
小学生の頃の「面白いな」とは桁外れに専門性を増した「面白いな」です。
難しいでしょうし、簡単には結論はでない事ばかりだと思います。
ですが、人間って興味のある事に対して苦痛を感じる事は殆どありません。
難しくても、きっと「難しいから面白い」になるかもしれません。
このような感情を企業は求めています。
ただ何気なく大学に進学してしまうと「面白い」ではなく「難しくて解らない」となり、結局「つまらない」になります。
せっかく頑張って大学に合格したのに、そうなってしまっては楽しくなりません。
就職でもそうです。沢山面接受けて決まったのに、実際は人間関係で辛くなってしまっては楽しくなりません。
だから、自分の「興味」を追求する必要があると思います。
そして、最後に社会人。大人である私たちは「矜持」が大切であると考えます。
「矜持」とは「誰かの為に誇れるプライド」です。
人間は自分の為に努力をするのは学生の時期だけであり、社会人とは「社会の為に生きる人」を意味しています。
「誰かの為に頑張れる人」である事はとても難しい事で、自分の興味の追求をしていない人はなかなか出来ません。
それは、沢山の事が影響しているのだと思いますが、最も関係しているのが「自信」です。
自分の為に頑張れなかった事を誰かに語る事は出来ません。
逆に、自分の為に頑張った事は武勇伝として語れますし、社会貢献に役立つ知識になります。
「誰かの役に立っている」、そのことを嫌がる人はこの世界にいないのではないでしょうか。
大人にならないと解らない事ですが、結局、私たちがしている事は「まだ会った事のない、会う事のない誰かの為に」している事です。
それが小学生・中学生の頃は「友達・仲間」の為であり、高校生・大学生の頃は「自分」の為であるのです。
全ての人が社会に貢献できる人間であるよう、私たちは勉強以上に大切な事を子供達に伝えていく必要があります。
本当の進学塾・受験予備校とはこれを可能にする教育を行っている学習塾です。
ただ受験対策をするだけなら、誰にでも出来る。
大切なのは「どんな事を考えて子供達と向き合っているか」ではないでしょうか。
私たちは合格させる事は当然の責務と思い、それ以上に「自分の為に頑張れる人の創造」に取り組んでいます。
塾選びはとても大切な取り組みです。
皆様も合格以上に大切なものを追求している学校を選ぶ事を大切にしてください。
長文となり見苦しい文章になってしまった事をお詫び申し上げます。