塾長ブログ

どうして勉強しないといけないの??

本日はSTUDY STUDIOのホームページをご覧いただき誠にありがとございます。

10年前と比べると、より個性が尊重される時代になってきました。
受験方式も推薦入試での入学率が全体の30%を占めるシェアになっており、学力よりやる気を尊重する方向に向かっています。
国公立大学は18%程度ですが、私立大学は70%後半に迫る勢いです。
そうなってくると「学力って本当に必要なのか?」という疑問が芽生えてきます。
社会に出てみれば学生の頃に習った事が活かされる場面なんて殆どないと思いがちです。
努力を形として残す為、資格を重要視して大学を選択するご家庭も多いかと思います。
果てして大学が私達に与えてくれるものはそれだけなのでしょうか?

私は当校卒業生ならびに当校で就職支援プログラムに登録している特定の大学生に対して企業を紹介するにあたり、自分自身が企業の労働環境を知っておかないと的確に紹介出来ないと考え、業種毎にではございますが実際に働いて労働条件の課題はスタートアップに関する情報収集を行っております。
起業によっては大卒中心で構成された組織や高卒も混じった組織など様々です。
実際、現在は物流管理職の調査を行っていますが、物流は中堅私立大と高校の卒業生で構成されています。

大卒中心の組織ではこの力を最大限に活かせる環境が整っています。
つまり、10人で1つのチームでも1人1人が行っている業務は異なり、それらが1つに繋がる事で大きな成果が上がる様になっています。
1人の責任が大きくはなりますが、自ら課題を発見し解決策をチームで共有し解決できる者のフォローを仰ぎながら自身の長所を活かして新たな業務を遂行していく。
このような組織の場合、1人の力が25%増の裁量実績をもたらすので、10人で2.5倍の裁量超過が見込まれます。
つまり、より良い業務実績が得られ、求めれれる結果以上の結果をもたらす事が可能となります。

しかしながら、高卒が混じってくると状況は変わってきます。
個の能力が低いと、人間は互いに助け合う事で1つの物事を成し得ようとします。
高卒は1つの業務を集団でこなしてしまい、1人で出来る業務も2~3人でこなす事になってしまいます。
組織は人数が多くなればなるほど統率が難しくなります。
1人で出来る業務が2人~3人になると、10人での業務が最大30人。
統率する労力は3倍以上の負担になってしまうので、1つの業務を行う事が辛くなってしまいます。

どの企業様でも「コミュニケーション」に対して大卒・高卒で認識が異なります。
大卒中心の企業様の「コミュニケーション」は「意思疎通」、言い換えれば「情報共有」や「客観的価値観の理解」です。
高卒中心の企業様の「コミュニケーション」は「集団行動」、言い換えれば「仲良しこよし」や「娯楽」です。
これは私の個人的な意見ですが、仕事とプライベートの境目が重要な分岐点だと感じます。
仕事とプライベートを完全に分けているのが大卒。
仕事とプライベートを一緒にしているのが高卒。
だからこそ、高卒の業務遂行能力は低く、1つの事を行うのに時間がかかる。時間がかかっても楽しければいいという価値観になります。

人間は集団で行動する生き物です。
大卒同士が集まると、個人の能力が違えど環境が同じであれば、先程述べたように「1人で業務を遂行し情報共有できる」人材が自然と育っていきます。
高卒同士が集まると、仲良しや遊び感覚が否めない人材が孤立し、そういう人材に限って優秀ですぐ退職してしまう。
皆さんはどちらの人材の方が良いと思いますか??

私は元々、企業倫理観が現代の学生達に合っているのかも大切だと思い企業観察をしています。
私が様々な側面から企業観察をするくらい、学生にとって就職は大きなイベントだと認識しています。
しかし、そこにはどうしても「学力」という暗黙の審査があります。
皆さんは様々な目的を持って大学へ進学するかと思います。
ですが、大学はゴールではなく、1つの通過点に過ぎません。
学校とは自分の精神面の成長を促す集団生活の場でもあります。
良い学校へ行けば、良い人材と出会い、よい価値観を知る事が出来る。
よい価値観は自身の人生観にも影響を及ぼし、今はやりたい事がなくても仲間の影響でやりたい事が見つかるかもしれない。
学校とはそういう場なのかもしれません。

高校生が勉強をしないといけない理由として私はこう考えます。
「人によい影響を与え、他人から良い影響を得られる人材として成長する為」なのだと。
高校生として、まずは「他人に影響を与えれる人間になる」ことはとても喜ばしい事です。
誰かに必要とされる、そんな人間に成長する為に高みを目指してほしいと思います。

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