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2025年共通テスト 国語の分析報告です。

STUDY STUDIOのホームページをご覧いただきありがとうございます。
2025年共通テストの国語の分析が終わりましたのでご報告させていただきます。

大問は全部で5題でした。
第1問:評論 第2問:小説 第3問:レポート 第4問:古文 第5問:漢文
といった内容です。
例年に比べて現代文の内容である第1問と第2問が難しい内容の問題でした。
代わりに、第4問と第5問は本文の内容を直接問題にしておらず考えやすいように配慮されている為非常に簡単な内容となっています。
現代文の平均点は45点/90点満点、古典の平均点は55点/90点満点とすれば合計で平均点は100点程度と考えられます。
得点を左右したのは第3問の出来ではないかと考えられます。

第3問に関しては対策をする事が非常に困難な為、学校での学習以外のメデイアからの情報収集が必要となります。
そこで有効なのは「新聞の活用」です。
特に日本経済新聞は図や表を用いて解りやすく説明している記事が多いためレポートにまとめるのに使いやすい資料です。
実際に自分でレポートを纏める訳ではありませんが、情報収集をする手段として新聞はなくてはならない存在です。
昨今ではスマートフォンによる情報の配給が頻繁になっていますが、それは「自分が欲しい」情報であり社会的有意義のある情報という側面では不足する部分が目立ちます。
個人的有意義な情報としての価値も大切ですが、ひとたび入試という側面から考えると専門的な情報かつ一般的な見解も重要となります。
受験生は自分の興味のある生記事を目と頭で情報収集してください。
目では主に図や表を、頭では文章の中から必要な情報を編集します。
これが共通テストの問題として20点分出題されて、個の得点次第で平均点が上下するだろうと考えております。

センター試験やこれまでの共通テストと同様、評論は「対比関係・主張」、小説では「登場人物の心情変化、時間・場面の変化」が大切な情報となります。これを追いながら本文を読解し、設問に焦点を当てていきましょう。

第4問の古文は問2の敬語の説明が点差に繋がったと考えられます。
敬語は受験生が苦手とする古典文法の1つです。尊敬語は主語に対する敬意で謙譲語は目的語に対する敬意、敬意を表す人物は誰なのか。
これを見抜くためにポイントは2つあります。
⓵1つの文章に対し、主語を補うようにする。
⓶本文中の登場人物ならびにその相関図から主従関係を掴む
です。相関図は必ず与えられていますので無視しては行けません。

第5問の漢文はとても簡単でした。
ただ、漢文は思い込みで答えを選択してしまう受験生も少なくありません。
このような受験生は必ず「消去法で選択肢を絞る」事に心がけてください。
文法事項や返り点も問われるので油断は出来ません。
最近では今年の様に「亦」と「又」の意味の違いなどが出題されています。
このように「同じ読みで意味が異なる字」は数多くあります。
今後も出題されると予想できますので、十分に注意して勉強しましょう。

時間配分は
第1問:20分 第2問:20分 第3問:20分 第4問:12分 第5問:12分
の計84分で解答時間には余裕を持ちましょう。
当校の予想平均点は110点です。

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