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2025年共通テストの数学Ⅰ・Aを分析いたしましたのでご報告いたします。
尚、当校では過去の問題からの傾向などの分析ではなく、どのように問題と接していくべきかを詳しく報告させていただきます。
大問は4題で全て必須問題です。
第1問は2つの小問に分かれています。
[1]因数分解、命題と証明 [2]三角比
[1]はヒントが散りばめられた問題です。最初の記号に数値を入れる際に「2x-1」の因数でくくられているのでそれを活用してア、イに数値を入れるとすぐに解けます。
この問題は「時間をかけない」という事が大切です。最後の命題の問題では反例をいかに早く見つけられるかが勝負です。
「a=-3→x=-5/2」は因数分解から真、「x=-5/2→a=-3」は偽(反例がある)であることが解ればこれも楽勝です。
[2]はタ、チまでは簡単です。ここまでは5分で出来てほしい。
ツ、テは「AQ=4sinα」が解ればいずれも⓵だと2分で見抜けます。
問題はヌ、ネです。求められずに時間だけが過ぎてしまう可能性があります。
そういう場合は敢えて飛ばすというのも1つの手段です。また、QAの長さがヒントだと気づけたらすぐ解けます。
第2問は2つの小問に分かれています。
[1]2次関数 [2]統計
[1]は少し凝った問題ですが、焦らず慎重に解けばそれほど難しい問題ではありません。
まずシまでしっかり解けるように計算をしましょう。やや時間がかかったのはス、セです。
噴水の高さが高くなるという事は噴出地点は軸に近づくのは簡単に解るのでソは⓪だと解りますがス、セの計算は時間がかかるので丁寧に計算しましょう。
[2]の統計は実は簡単です。情報Ⅰとの兼ね合いでしょうか?これまでややこしい問題だった統計が問題文にヒントが散りばめられている問題となっています。しっかりと文章を読んで取り組みましょう。
第3問は平面幾何です。
ア、イはとても簡単で、エ~クは相似比から求める事が出来ます。それ程難しくはありません。
ケは図を間違えると求められなくなってしまうので図が重要です。A,D,C,Fの4点が同一円周上にある事から方べきの定理を利用しましょう。
これが解ればあとは楽勝です。
第4問は確率??です。
??なのは確率として求めるのはア~ケまでで、コからは期待値から求める参加料の設定に関する問題だからです。
きちんと問題文を読んで、問題冊子中の表も活用しながらテまで解きましょう。
トナニについて、くじ引き料170円は妥当ではないという評価が解っている状態でa=180を次に候補として設定してみると妥当であることが解ります。これによりトナニが180だと解りますが、「こんなに簡単なん?」と思ってしまう問題を難しく考えないように頭の中をすっきりして考える事が大切になります。
時間配分としては、
第1問:[1]5分[2]12分 第2問:[1]5分[2]5分 第3問:7分 第4問:7分
の計41分です。
この時間配分だと19分余る事になります。その時間を時間がかかると思って飛ばした問題に充てるのが最も有効な方法だと思います。
当校の予想平均点は60点です。