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2026年共通テスト 物理の分析結果のご報告。

本日はSTUDY STUDIOのホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。
2026年共通テストの物理の分析が終了しましたのでご報告させていただきます。

共通テストの物理は毎年、中堅国公立大学の2次試験問題に匹敵する程難しい問題が多く、今年は更に難しい内容でした。
当校で物理の授業を受けている生徒はテキストに載っている問題が多く出題されていました。つまり問題的には「典型的」だという事です。
しかしながら、行き当たりばったりの物理の学習をしていると時間がかかってしまうようなセットです。

第1問は小問集合です。
問1はドップラー効果で2つの振動数の音を出す音源が動き、観測者が固定されいる場合の観測者が聞く時刻とサイレンの振動数を求める問題です。820Hzは770Hzの振動数を観測した時の振動数だと解れば、960Hzの振動数を観測した時のサイレンの振動数を求めればよいと解ります。
問2は回路中の電源が最も明るくなるように回路素子を組み合わせる問題です。明るさは電流の大きさによって決まる事が解れば直流電源ならばコイルのみ、交流電源を繋ぐならコイルとコンデンサーを繋いでRLC回路にすればよい。そんなに難しくはない。
問3は慣性についての問題です。ヘリウムガス入りの風船には浮力が作用して、それは見かけの力と逆向きに作用している事を考えれば適切な答えを選択できます。
問4はコンプトン効果に関する問題で原子物理に関しては詳しく勉強できていない受験生も多かったのではないでしょうか。
X線は入射X線の方が散乱X線よりもエネルギーが大きい事が解れば散乱X線の波長は大きくなる事が解ります。
φの値は運動量保存の法則から導いた式から求める事が出来ます。
問5は2つの容器に入っている理想気体の等しい量が何かを選ぶ問題です。温度が異なれば分子の運動速度が変わるので運動エネルギーも異なります。同体積、同圧力の下であれば内部エネルギーのみが等しい事が熱力学の法則から解ります。

第2問は力学に関する問題です。
今年は運動量に関する問題で運動量保存の法則と力学的エネルギー保存則から全問解く事が出来ます。
前から順に解けば解けるようになっており、比較的取り組みやすい問題だったのではないでしょうか。

第3問はAが熱サイクルに関する問題、Bが波の干渉に関する問題です。
Aの熱サイクルの問題が少々難儀な問題でした。特に問2はサイクルを方眼用紙の目盛りで直線的に考えるという問題で斬新な問題でした。
全体として理想気体の状態方程式や熱力学の第1法則を用いますが、問3の問題パターンには慣れていても問1には不慣れで求められない受験生も多くいたかもしれません。
Bの波の干渉は経路差を求めて、強めあう条件「波長の整数倍」となる解答を導けばよい。
物理MB-exの関西学院大学の問題に類題があり、問5も記述式で出題されていたため当校の生徒は出来たのではないかと自負しています。
問6に関してはオが罠です。「Qを通過後」とありますので波源Oからの直線OQ上の点であればそれが答えになりますが、オは直線OQ上にありません。Qに到着した波は同時刻にウに到着する為、「Qを通過後」というのは「ウを通過後」と同等の意味になります。
ウを通過後に波が到着するのはイかオとなりますが、ウからの距離がイの方が近いので先にイに到着します。

第4問は電磁気に関する問題です。
磁場中でのローレンツ力による放物円運動の典型問題で物理選択者なら見た事のある答えを選ぶと凡そ正解になるような問題です。
同じような問題を沢山解いていれば同じ方法で解く事が出来るので問題として難しい事はありません。
荷電粒子が負の電荷を帯びている事に注意をすれば問4は正解できますし、問5は物理現象の常識の範囲で考ええれば容易に判ります。

最後に総じてみると、今年の物理は現役生は「難しい」と感じ、高卒生は「意外とできた」と感じたのではないかと思います。
その大きな差は「演習量」です。
受験生は電磁気や交流回路を十分に学ぶ事が出来ず、また典型問題の解答パターンを会得している受験生が少ないと考えられます。

当校の今年の予想平均点は55点です。
受験生全体として考えると48点前後なのかもしれませんが、咲きう年の平均点が58点で然程レベルが変わっていないと思い当校としては高い平均点を予想とさせていただきます。
また、当校の物理受講生なら今年の問題はテキストを十二分に復習していればしっかり解けたと思われます。
それも加味して、この得点が妥当なのではないかと思っております。

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