塾長ブログ

正しい受験勉強の指導も塾の役割では?

皆さん、こんにちは。
大学受験指導塾 STUDY STUDIOです。

先日、とあるショッピングセンターのフードコートで模試の復習をしている浪人生と出会いました。
彼は河合塾の模擬試験の復習をしている最中でしたが、その取り組み方に疑問がありました。
その点は次の通りです。

①全ての問題の解答例を写している。
②自分の弱点攻略のポイントを理解していない。
③解説動画を1.5倍速で、更に早送りして観ている。

河合塾の模擬試験の問題も然程良問でもない問題でしたが、全てが愚問だという訳ではありません。
中には良問も多くあります。しかし、それを知っている受験生は一体何人くらいいるのでしょうか??
出来る受験生はその問題がどうして良問なのかを問うてきますが、それにこたえられる講師もいない。
そのような状況では、受験生が自分に適した勉強を出来ず受け売りの勉強となってしまいます。

問題点について考えてみます。
まず①。解答例を写す事は問題ないのですが、「どうしてそのような解答になるのか」や「自分の解答では
間違いなのか」という疑問を持たなくなります。それでは、「解答だけが正解」となってしまい、客観的な
自己評価をする入試で相手の求める解答を完成させることが出来ません。
解答を参考にするなら、どこが重要で、自分に出来る適切な表現を自分で考える事が大切です。
自分の解答が不安なら講師に質問してアドバイスをもらえばいい。
解答はあくまで「他人が作ったもの」であり、入試は「受験生自身の解答」を求めています。
だから、解答例は参考程度に自分の解答を完成させるのが重要です。

次に②。
これは①にも関係してきますが、模擬試験の大きな役割は「合格判定を出す」事ではありません。
模擬試験後に立てた学習目標までどれくらい到達したのかを把握する為の1つの基準です。
だから、「出来たところ」と「出来ていないところ」があればそれぞれ別々に対策をしないといけません。
なのに、「ただ解答を写しただけ」でそれらが全く出来ていない。
これでは言語道断です。
「出来たところ」は「もっとこうすれば早く解答できる」など、更に良くなる方法を考える。
「出来ていないところ」は「何が出来ていないのか」を知り、それを基礎から見直しをする。
その為に手順がないと模擬試験の復習も水の泡になってしまいます。

最後に③。
そもそも、スマートフォンやタブレットで見る「動画・情報」は脳の記憶細胞に全く残らないのをご存知ですか??
そのようなものを1.5倍速で、さらに早送りするなんてもってのほかです。
ましてや、一度解答を写したから理解していると勘違いしていると呆れてしまいます。
動画は自分で演じれるくらい何度も見ないといけませんし、模写するのに早送りをしていては模写出来ません。
動画のデメリットは「記憶に残らない」という事を常に考えて学習しないといけません。

このような勉強方法を指導する事も塾の役割なのに、実施している塾は殆どありません。
残念に思うと同時に、STUDY STUDIOならやっていると自負出来る事を誇りに思います。

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