塾長ブログ

2021年入試 大阪大学の英語を解いてみました!

皆様、お世話になっております!

STUDY STUDIO塾長の服部 智仁です。

本日は、3月25日に実施された国公立大学2次試験前期日程の問題で

気になった大学の問題を解いてみましたという内容をお送りしたい

と思います!

僕が気になったのは大阪大学です。

と言っても、まだ東大・京大・阪大しか内容を確認できていませんが

善は急げという事で、この有名大学の中から気になったという感じです。

何が気になったのか??

皆さんが今年受験した大学の問題は難しかったですか?意外と簡単でしたか?

東大・京大を受験した学生、特に高卒生の方々は「意外と簡単だった」と思

ったのではないでしょうか??

僕は今年の東大・京大はとても解きやすかったです。

ですが、阪大だけは一味違いました。

その「一味違う阪大」を今年バージョンでお話したいと思います。

今回は「英語」です。

出題方法は例年通りです。

第1問が下線部和訳、第2問が長文総合、第3問が自由英作文、第4問が長文英作文。

第1問はAとBの2つに分かれています。

今年はAが単語重視、Bが構文重視でした。

出題方法は例年通りなのですが、「難語の意訳」より「易語の意訳」がメインでした。

ここがいつもと違う点です。

阪大は構文重視の出題が多いので、単語は文章の前後からの意訳が多いのですが、今

年は平易な単語を文脈から適切な表現をするという英語の基礎力・表現力を求める問

題だったように感じました。

第2問の長文総合はとても読みやすかったです。

本文が意図している内容が解りやすく、現代の社会問題に位置づけられるテーマを出題

してくれた阪大の優しさを感じました。

逆に、読みやすい分ケアレスミスに注意しないといけない内容ではありました。

受験生は直感で「これは満点を採らないと・・・」と感じたのでは??

第3問の自由英作文は「前向きになる方法」がテーマでした。

2020年のコロナウィルスは受験生のメンタル面に多大な影響を与えました。

そこから這い上がり、共通テストを無事終えた阪大受験生はメンタルも大きく成長した

と思います。そのように成長できた背景を問うような問題です。

いつもは想像力を問う難しい問題が多いのですが、今年は「実体験」という珍しいタイ

プを出題したように感じます。

第4問の英作文はAが「学ぶ事の楽しさ」、Bのイが「登山家について」、ロが「表現の自由」

でした。

Aは教育学部を持つ大学がその学部の受験生に対し問うような内容を問題にしたことが斬新で

あると感じました。2020年に生じた問題が子供たちの学びに影響している事を感じ、入試と

いう機会を使って「学びの楽しさ」を伝えたかったのだと思います。

Bはイもロもとても難しい…。「これをまともに書ける受験生は帰国子女だな」と思うくらい

に難しい…。これ以上のコメントは控えますが、本番で点を稼ぐために取り組む問題ではない

と感じました。

以上が問題を解いてみた感想です。

何が興味をそそったのかですよね??

それはですね‥‥「問題の難易度」です。

難しい問題はとにかく難しい。逆に、平易な問題は構文分析能力や単語表現力を合わせれば、

相手に伝わる表現が出来るという明暗がはっきり分かれたセットでした。

いつもであれば「阪大の英語は5割程度か…」と感じてしまう難易度の高い問題のセットです

が、今年のは「得点を稼げる問題で一生懸命稼ぐ!」という信念が必要だったと思います。

僕が予想する、受験生(合格者)の英語の平均点は次の通りです。

第1問…35点 第2問…40点(~50点) 第3問…10点 第4問…25点

でちょうど120点。6割は固いセットだったのではないでしょうか。

実は、後に投稿予定ですが、数学も例年より平易だったと思います。

その理由は…「理科、めっちゃ難しいや~ん」です(泣)。

理科についても、時間が出来次第、投稿したいと思います。

僕は阪大のメッセージを次の様に解釈しました。

「得点は採れる所でしっかり採る。出来ない事があってもそれは出来る事がフォローしてくれる」

のだと。

皆様、まだ受験は終わってませんが前向きに過ごしていきましょう!

「出来ない事は出来る事が補ってくれます」よ!

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