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2022年大学入試共通テスト 数学Ⅰ・Aの分析結果をご報告いたします。
昨年よりさらにボリュームアップしたセットだと思います。
問題量もそうですが、各大問で難しい設問があり、時間配分が得点の鍵になるセットです。
注目したいのは第2問と第4問です。
第2問は[1]が2次関数、[2]がデータの分析でした。
データの分析は例年通りの難易度でしたが、2次関数が例年以上のレベルでヒントが少ないため
手を焼き時間を要した受験生が多かったのではないでしょうか。
これまでは第1問に出題されていた必要十分条件が2次関数で出題されており、斬新さが伺えます。
第4問は整数の出題です。
2元1次不定方程式ですが係数に次数が用いられており、余りによる分類からユークリッドの互除法
を予想したのではないでしょうか。過去に東京工業大や茨城大などが2次試験で出題した事のある問
題です。2次試験対策を直前までしていた旧帝大志望者用の問題という感じですね。
注目した問題以外も手を焼く問題揃いで、大手予備校様の予想と同様、当校も平均点が大幅に下がると予想
します。
予想平均点は35点~40点とさせてください。
現在、高2の学生は落ち込まずに、まずは第3問の確率から学習されることをお勧めします。
個数の処理をきちんと正解し、排反・独立をきちんと区別できるように基礎固めを行うとよいかと思います。